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茶室 出来そうで出来ない茶室工事

更新日:2020年10月14日

茶室の書籍を参考に載っていた平面図で、同じような材料で同じような仕様で建ててもらい、

仕上がった茶室が、お茶よりもお酒が似合う民芸調の部屋になってしまった茶室工事が

ありました。


民芸調の部屋でも茶室としては使えます。

ご自身が、それを望んだ茶室であれば良いのですが、京都のお寺にあるような茶室の雰囲気を

想像していたのであれば残念なことです。

出来上がった後で「何か変」「どこが変か解からないけど、どこかおかしい」「思っていたように

使えない」、などというようなことにはなってほしくないのです。


細部の取り合わせや、寸法が茶室の雰囲気を左右します。

茶室の間取り(プラン作り)、炉の切り方、畳の敷き方、客・亭主の出入り口、茶室と取合いの部屋との繋がり、納まり(デザイン)、材料の手配、木材の加工などのポイントがあります。

結果、肩の張らない、上品で瀟洒(しょうしゃ)で、品のある茶室に仕上がります。


駆け込み天井の垂木竹(芽付竹)の芽が左右に付いていますが、

一般的には上下に取り付けます。


垂木竹の間の小さな竹の固定に各棕櫚縄(しゅろなわ)を使って固定していますが、

一本のカズラを上から下まで通して網んでゆきます。


お客様から工事途中だけど、完成イメージと違っているので少し見て欲しいと依頼され、

現地へ見に行き工事中の部分で簡単に変更できる箇所や、これから工事する部分の

注意点などを業者さんにお伝えして、お客さんに安心していただきました。


そのような出来事の数々から茶室工事の際に注意すべきところを小冊子にまとめて

みました。

「失敗しない茶室造り」(無料です)が皆様の茶室づくりのご参考になれば幸いです。



茶室工事の全国対応承ります。お気軽にご相談下さいませ。

施工業者様、設計者様、建築主様、お困りの方無料にてご相談承ります。


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